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日本福祉学院の歩みは1984(昭和59)年、北海道札幌市豊平区月寒に開設した「特別養護老人ホーム 幸栄の里(こうえいのさと)」に始まります。
幸栄の里は、デンマークから学んだノーマライゼーションを日本で実現するために、入所の方々だけでなく、在宅の方々への福祉サービスも事業化し、全国に先駆けて在宅介護サービスを実現させた施設です。その運営母体である社会福祉法人ノテ福祉会は、事業を展開していく中で、人材のレベルアップの必要性を痛感。また、1987(昭和62)年には「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定され、国家資格制度が誕生しました。「福祉の現場が求める次世代の人材を育てること」がますます急務となったのです。
そこで1989(平成元)年、幸栄の里の隣に「専門学校 日本福祉学院」を開校。高齢者施設と隣りあい、常に現場と教育が連動する恵まれた環境は、全国的にも希少となっています。
高齢者との日常的な触れあいを通じ、「福祉のいま」を肌で感じられることが授業や実習で大いに役立ち、実力を身につけるには最適の環境なのです。

キャンパスのすぐ隣は特別養護老人ホーム幸栄の里」
全国でも珍しい「現場生まれ」の専門学校です。
幸栄の里は、札幌市豊平区月寒の住宅街の中に設立されました。当時は、高齢者施設と言えば、人里離れたところにひっそりと佇むのが常識。それを、都会の住宅街の中に設立したということは画期的なことでした。施設の一角に、地域住民との触れ合いの場として喫茶店「茶房 和(やわらぎ)」を開設し、高齢者施設への理解にも努めました。
また本学院では、現在の介護福祉士カリキュラムで取り入れられている「介護課程 Ⅲ」「介護実習Ⅰ型(応用)」「生活支援技術」「コミュニケーション技術」「障害の理解」などの内容を、「幸栄の里」との連携を活かし、導入前から独自科目として実践していました。現在でも、厚生労働省指定のカリキュラムには取り入れられていませんが、「施設交流」「福祉アクティビティ」などを独自科目として採用し、福祉サービスの向上を目指しています。
このほか、本学院からのボランティアを受け入れているほか、不定期ではありますがアルバイトを募集。授業のない朝と夕方の時間に食事介助の補助、環境整備(ベット回りなど)の補助などを行うことができるなど、日常から福祉に触れる機会にあふれています。


隣接する日本福祉学院キャンパス

「施設で暮らすお年寄りともっと交流を深めたい」
そんな学生の声からはじまった交流システム。里孫になった学生たちは、授業の空き時間や昼休み、放課後などを利用して「幸栄の里」のおじいちゃん、おばあちゃんの部屋を訪問します。お話をしたり、おやつを食べたり、ときには施設の行事にも参加して、一緒に過ごす楽しいひととき。世代を超えた絆を深めることができるこの制度は、高齢者施設に隣接する本学院ならではのものです。高齢者とたくさん触れあい、互いの心の距離を近づけて家族のような関係を築くことは、相手の気持ちを深く理解することにつながります。
こころ豊かな生活を支える独自科目。生活行為への支援だけでなく“その人らしい生活”に寄り添ったこころのケアを大切にします。「幸栄の里」を訪問し、施設利用者との交流を通してコミュニケーション能力を高めます。相手への声かけひとつでも、長い言葉を短くしたり、単語を強調してみたり、どのような声かけをすると相手に伝わりやすいか、実際の体験を通して考えていくことができます。


アンデルセン福祉村とは、グループの関連施設が集結した札幌市清田区にある総合福祉施設。デンマークの童話作家アンデルセンにちなんで名づけられました。老人保健施設「げんきのでる里」、ケアハウス「みやび」などの高齢者施設のほか、本学院の姉妹校である専門学校 日本福祉看護・診療放射線学院もここが所在地。福祉事業からの情報に加えて医療分野の情報も柔軟に活用できる体制が整い、本学院の学生たちも、実習先やボランティアの訪問先として日ごろから親しみ、学習に生かしています。
日本福祉学院は現在、2つの姉妹校とともに、「学校法人 つしま記念学園」によって運営されています。また「つしま記念学園」は、日本有数の医療・福祉グループ「ジャパンケアグループ」の一員となっています。“高齢者の自立”を目標に、幸栄の里などの老人福祉施設を運営する「社会福祉法人 ノテ福祉会」。高齢者福祉に関する研究助成や介護保険にかかわる資格認定事業を行う「一般財団法人 つしま医療福祉研究財団」。これら各法人とスクラムを組み、グループの総合力とネットワークを生かしながら、現場と一体の教育を実現しています。
























