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専門学校日本福祉リハビリテーション学院 学院長
(社団法人北海道理学療法士会会長)
北海道のリハビリテーション医療を支える学校として
私は若い頃に柔道をやっていて、スポーツ医学に関心があったことからリハビリテーションに興味を持ちました。折しもその頃、北海道で初めて理学療法学科・作業療法学科を備えた医療技術短期大学部が北海道大学に誕生し、第一期生として入学することになりました。いわば私の医療人としての歩みは、北海道における理学療法士・作業療法士育成の歴史とともに始まったといえるかもしれません(笑)。卒業後、理学療法士として病院に勤務していましたが、当時はセラピストが不足しており、現場では一人ひとりの患者さんにきめ細かく対応できないジレンマがありました。そのため、将来の医療人を育成することでより多くの患者さんのお役に立ちたいと考え、本学院の設立に携わることになったのです。
本学院は理学療法士・作業療法士の養成を目的に平成7年に開校。平成18年には言語聴覚学科を新たに設置し、リハビリテーション医療の三本柱といわれる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の養成課程を一堂に備えた道内随一の専門学校として多数のセラピストを輩出しています。卒業生の多くは道内外の都市部を中心とした病院で活躍していますが、北海道は地方に暮らす高齢者の割合が他府県よりも多いこと、近年は急性期を脱した患者さんの回復期および在宅復帰後のリハビリテーションサービスが求められていることなどから、セラピストへの社会的ニーズはますます大きくなっています。
教員と卒業生が一丸となり、一人ひとりの夢をバックアップ
患者さんにとっての一番の願いは、1日も早く障害された機能が回復し、住み慣れた環境で生活できるようになること。そのためには急性期・回復期・在宅復帰後と、症状に応じたリハビリテーションを行うことが大切です。発症から間もない急性期には迅速かつ、正確なチームアプローチが必要ですが、回復期には在宅復帰を見据えた計画的なリハビリテーション、在宅復帰後は患者さんが自立して生活していけるよう一人ひとりにゆっくり向き合うケアと、それぞれ内容は異なります。セラピストとしてどの時期に関わるかは個々の性格も影響するもの。そのため本学院では、4年間一貫して同じ教員が担任を受け持ち、学生一人ひとりの適性を見きわめながらアドバイスを行っています。また、さまざまな医療機関で活躍する卒業生との深く広いネットワークも本学院のメリット。臨床実習では卒業生が指導者として在校生の指導にあたってくれ、学内と学外の両輪で学生のみなさんを医療人の夢へ導きます。
日々の気づきを忘れずに、生きる喜びをすべての人へ
そもそもリハビリテーションとは“人間らしく生きる権利”を回復するものです。心身の機能を取り戻し、それまでと変わらない生活を送れるようになること、たとえ障害があっても自立した生活ができるということ、それは患者さんにとって生きる希望です。立って歩く、箸を持つ、浴槽に入るといった、健康な人にとっては当たり前の日常動作も、心身の機能に障害を持つ患者さんにとっては大きな苦労を伴うもの。「普通に生活できる」ことが患者さんに取ってどれほど大きな喜びであるか、セラピストをめざす学生のみなさんにはよく理解してほしいのです。そのために、まず自分自身の「普通の生活」を改めて振り返ってみてほしい。そうすれば、ちょっとした工夫や周囲の支えによって、健康な人も障害がある人も同じように生活できることに気づくでしょう。道端に咲く花の美しさ、友人のさりげない思いやり、当たり前の毎日がいきいきと輝いてみえ、感謝の思いで満たされることでしょう。これこそが「人は人を愛し、人に触れることによって、自らも成長する」という、つしま記念学園の建学の精神にほかなりません。日々の生活の気づきや感動を忘れずに、患者さんの心に寄り添えるセラピストを目指してください。





















